Roots Lab.健康部

【健康部】鍼(はり)治療で血流が良くなるのはなぜ?

こんにちは♪

Roots Lab.健康部の春木(@espoir___haruki)です!

A子さん「鍼するとどうなるの?」

鍼灸師「血流がよくなるんですよ!」

A子「へぇ~…。肌が赤くなるのが、血流が良くなるってこと?」

こんな場面、よく目撃するのですが…。なぜ血流が良くなるのか?そしてなぜ肌が赤くなるのか?正直よくわかりませんよね。

今回は、「なぜ鍼を刺すと肌が赤くなるのか?」そして、「なぜ鍼をすると血流がよくなるのか?」この注目し、お話していきます!

鍼を刺すと肌が赤くなる理由

鍼を刺した周りの皮膚が赤くなる場合があります。この反応は「フレア現象」と呼ばれています。
フレア現象が起きる理由は、鍼を刺したことにより血流が促進されるためです。
鍼灸師はこのフレア現象の有無を指標のひとつとして確認しながら施術を行っています(※)。
(※)必ずしもフレア現象が起きるとは限りません。仮にフレア現象が起きなくても鍼の効果はあります。
フレア現象が出ない場合の指標ですと、施術前後のビフォーアフター、関節を動かす可動域の角度、触診した筋肉の硬さ、などで判断しています。

それでは、フレア現象出現までの機序を見ていきましょう!

フレア現象と軸索反射

フレア現象には「軸索反射」と、いう生体反応が関係しています。

軸索反射とは

「軸索(じくさく)」と、言われても馴染みのない言葉ですが、神経を伝達するためのケーブルだとイメージして頂けるとわかりやすいかと思います。

軸索反射とは?(参考文献:コトバンクより)

軸索反射の機序

  1. 鍼をした刺激は、脳に向かい求心性に伝わります。
  2. 一部の刺激が分岐の神経末端に逆行性に伝わります。
  3. (②)の時、サブスタンスPCGRP物質というものが神経末端から分泌されます。
  4. サブスタンスPの「血管の透過性を上げる働き」、CGRP物質の「血管の拡張作用を上げる」という双方の働きが起こります。
  5. 血管が広がり、血流の促進に繋がります!

軸索反射の機序がわかると、鍼治療をすることで軸索反射が起き、フレア現象が出現する (お肌が赤くなる)と、いう一連の流れが見えてきますね!

効果が持続する理由

CGPRの反応は、サブスタンスPの反応よりも遅れて現れ、時間もより長く続くということがわかっています。

これらの物質の時間差が「鍼治療は即効性のあるものだが、翌日であったり、2.3日後など少し時間が経ってからのほうが効果が実感しやすい。」と、いうことに繋がってきます。

(※)効果の出方、持続性には個人差があります。

フレア現象は消えるのか?

結論から申し上げますと、消えます

赤くなった皮膚を見ると、元の肌色に戻るのか?赤みは消えるか?心配になりますよね。しかし、鍼を抜いた後、徐々に消えていきますのでご安心ください。

鍼の効能

今回は、「鍼をすると血流がよくなる理由」に注目してお話していきましたが、鍼が身体に及ぼす影響はその他にも多く知られています。

同じくRoots Lab.健康部 文屋学(@manapopke1227)さんがご紹介していますので、合わせてご覧ください!

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最後に

鍼をすることで軸索反射が起き、血流が促進される。刺激を与えたことにより起こる身体の反応は本当に神秘的ですね!

鍼治療では、手では届かない深部へアプローチすることはもちろん、免疫反応を賦活させることが狙いでもあります。

「内側からも綺麗に、健やかになりたい。」そんな方がお身体ケアの一手段として鍼治療をお役立ていただけたら幸いです。

ABOUT ME
春木ひむか
春木ひむか
2019年4月、池袋に鍼灸マッサージ院espoirを開業。治療院では、マニュアルに沿った機械的な施術ではなく、一人一人のお客様と真摯に向き合 いオーダーメイドで治療を施している。Roots Lab.では、主に東洋医療の観点か ら健康情報を発信している。

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