イベントレポート

レポート「ロジカルな大人に感じるチカラを!」

(2016年10月27日の記事を転記) 

2016年10月27日 (木) 大崎 cafe & hall ours にてRoots lab.主催イベントが開催されました。

今回は、大手企業のリーダー研修などでも取り入れられるほど注目されている「アート」にチャレンジ。

今回のファシリテーターは、Creative Arts Laboratory の西野 里美さんです。

 

 

 

「アートの面白さや可能性をもっとたくさんの人に知ってほしい」

Creative Arts Laboratory 西野 里美

 

 

デザイナーやアーティストの領域と思われがちなクリエイティブ。
本当は、誰もがアーティストで素敵な感性を持っていると日々感じています。

​アート制作や鑑賞会、交流を通じて、クリエイティブの意義や、多様性の価値を自然と楽しく体感して欲しい。そんな思いで企画しました。

 

 

制作「色の濃淡や線の太さで現象を視覚的に表現する」

 

「今日は自分がアーティストになったつもりで描いてください。」

“アーティスト”という普段の自分とはかけ離れた言葉に、思わず笑いがこぼれます。

少し照れくささもありながら・・・まずはみんな一緒に、線を引くところからスタートしました。力の入れ加減や、太さを変えるだけで単なる線も様々な表情を見せてくれます。

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みんなで一緒に引いた線ですが、人の数だけすでに画面はオリジナリティにあふれていました。線をきっかけに今度は自由に画面を展開していきます。形を見つけて塗りつぶしたり、指でこすったり、色を混ぜてみたり。

 

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ちょっと周りを見渡してみると、ひとり一人違った表現をしていて面白い。描くときの動作ひとつひとつに自分の性格が現れてきてハッとさせられることも。

 

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描いた後は台紙選び。選ぶ台紙で作品の印象が一気に変わります。みなさん自然と話をしながら交流を深めていらっしゃいました。

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「鑑賞会」と「ふりかえり」

制作した作品を鑑賞しながら、今回は「YWT方式」という経験学習モデルを用いてふりかえりを行いました。

自分がどんなことに思いを巡らせながら描いていたかを聞いてみると、組織のあり方や人間関係について考えていたり、最近見た映画のイメージに触発されていたり、感情を吐き出している人がいたり。とにかく多種多様です。

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「そんなことを考えていたんだ!深い!」

作品を見るだけではわからないその人の想いや内面に触れられるのは、お互い嬉しい。
さらに​鑑賞者の別の視点が加われば、描いていた本人も気付かなかった新しい世界が見えてきました。

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以下、振り返りの内容です。

経験学習のためのふりかえり手法「YWT方式」​
「何を実施したのか(具体的経験)」(Y)
「何がわかったのか(内省&教訓)」(W)
「次に何をすべきか(新しい状況への応用」(T)

Y:やったこと

・思うままに絵を描いた。
・オイルパステルを使って感じるままに絵を描いた。
・手探りで色々実験した。
・考えることをやめて、ひらめきを大切に筆をすすめる!
・自分の感情のまま筆をすすめる!
・線を書く。​
・周りの人との違いを感じる。
・色を楽しむ。
・細線、太い線、曲線を引く。
・指、割り箸でスクラッ地する。
・思いのままに書く。

W:わかったこと

・意外と人目を気にしていた。
・書き方を指定されないと書き出せない自分がいた。
・制限は無いのだと気付いたこと。
・自分の常識と他人の常識はちがう。
・他人の常識を受け入れることで自分の幅が広がる。
・角度を変えると世界が変わる。
・塗り重ねながら、段々まとまってきた。
・自分の性格を表している!と思った。
・感じることが大切であること。
・迷わないことが大切であること。
・余白を埋めるが怖かったこと。
・強い色を使うことがためらわれたこと。
・周りの人とかが楽しそうにやっているのを見て、自分がノってきた。
・みんなとやるのが楽しい!
・(画面から)涅槃像、ピラミッド、もずくが見える。
・独特な線である
・音楽に集中できた
​・最初のきっかけで分からないながらも絵が描けた

T:つぎにすること

・たくさんの色に触れているとリラックスできたので、気晴らしにも絵を描いてみようと思った。
・雑誌の企画を作る際に多方面から意識して作る際に役立てそう。
・自分の弱点がわかったような。一発で仕上げようと思わず実験してから何か作った方がいいな。
・考えるより行動して!行動していくことで、ひらめきを生んでいって!新しいことを生み出したい!
・思いや考えを外に出すこと。表すこと。共有すること。伝えること。(1回伝える相手用に編集)
⇒どんな形であれ、色んなかたちで。
・クリエイティブシンキング(きっかけがアイディアになる)
・周りを気にせず、目の前のできることに集中して

最後に

ただ絵を描くだけではなくて、いろんな人たちとリアルなコニュニケーションをとりながら場を楽しむことに、大きな価値や可能性、発展性を感じました。

クリエイティブ活動は「描くこと」に限りません。今回新たに出会ったクリエイティブなメンバーとまた新たに面白いことを立ち上げていきたいとワクワクしています!

​ご参加いただき、一緒に楽しい場をつくってくださったみなさま、ありがとうございました!

ルーツラボ オフィシャルホームページ : Roots Lab. HP

 

 

 

 

 

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