こんにちは\(^^)/
Roots Lab.健康部のharukiです!
2月も後半!
巷では新型肺炎コロナウイルスで持ちきりですね。心配が絶えない日々ですが、この時期から欠かせない「花粉症対策」始めていますか?
花粉症は、「症状が出始めてから」ではなく「症状が出る前の対策」が症状を軽減してくれます。
花粉症のメカニズムや対策を熟知し、自分の身をしっかり守りましょう!

目次
花粉症とは?
花粉症とは、空気中を浮遊している花粉が花粘膜に付着し、それを取り除こうとして引き起こる「アレルギー反応」です。
毎年同じ季節に起こることから「季節性アレルギー性鼻炎」とも呼ばれます。

花粉症の原因
スギ花粉やヒノキ花粉などの「アレルゲン」が原因です。現在、日本では40種類以上が報告されています。
これらの花粉はほとんど風媒花!風で花粉が運ばれるため、開花期には大量の花粉が飛散し花粉症の原因になります。
また、スギやヒノキは大量に植林され、風に舞った花粉は風に運ばれて、なんと数十km離れたところまで飛んでいきます!

花粉症の症状
花粉症の三大症状は鼻水、鼻づまり、くしゃみです。
その他、目の痒みや皮膚の痒み、頭痛や倦怠感を伴うこともあります。
鼻や口から、喉に入った花粉を飲み込むと、胃や腸などがアレルギー症状を起こし、消化不良や食欲不振が起こることもあります。
その他に倦怠感や熱感、イライラなどの全身症状が起こり、肉体的にも精神的にも大きな苦痛を伴います。

花粉症にまつわる疑問
花粉症になると眠くなる?
以下の原因により、眠気や集中力の低下を招くことがあります。
- 花粉症の症状による寝不足
鼻水、鼻づまり、くしゃみの症状が夜間も続けば、ぐっすりと眠ることが出来ませんよね。
入眠に時間がかかったり、眠れても途中で目が覚めてしまったりと良質な睡眠が取れなくなります。
- 酸素量の低下による眠気
酸素を取り込む量が減少することによる「脳の酸素不足」が原因です。
鼻の粘膜が炎症を起こして腫れ上がると、空気の通り道が狭くなることで鼻呼吸で取り込める酸素量が減少します。自然と口呼吸をするようになると、今度は酸素量が減るばかりか喉の乾燥を招き、花粉が付着しやすくなってしまいます。
これらの酸素不足が「脳の酸素不足」を引き起こし、昼間にも眠気を感じるようになってしまうのです。

花粉症になりやすい人はいる?
遺伝的にアレルギー体質であることが主な原因と言われていますが、何も症状がなかった人が突然発症することもあるため注意が必要です。
不規則な生活を送っている人や、疲労、ストレスの多い人も花粉症になりやすいと言われています。
天気は関係ある?
天気は、関係あります!
花粉が飛散している時期でも、症状の重い日と、比較的軽い日がありますよね。これは、天気による花粉飛散量が関係しています。
花粉が良く飛ぶ気象条件として
- 良く晴れた日
- 雨が降った翌日
- 強風の日
三項目があげられます。
湿度80%を超えると花粉はほとんど飛ばなくなるので、雨の日のお出かけは花粉症の方にとってベストなタイミングかもしれません。
また、雨の翌日が晴れの日には要注意!雨の影響で飛散しなかった花粉が蓄積されて一気に飛散するため、花粉の飛散量が増加します。

季節性アレルギーと通年性アレルギー
季節性アレルギーとは?
花粉症=季節性アレルギー
アレルゲンにより、決まった季節に引き起こることから「季節性アレルギー」と呼ばれています。
通年性アレルギーとは?
ハウスダストなどが原因で季節に関係なく、年間通して引き起こるのが「通年性アレルギー性鼻炎」です。
なんと…!季節性+通年性どちらも併発し、両方に悩む人も多いとの調査結果もあります。どちらも「アレルゲン」を引き金に症状を引き起こすのでアレルゲンの除去、対策が必要です。
そもそもアレルギー体質って?
花粉は鼻から吸い込まれ、鼻の粘膜に付着すると、花粉の表面や外壁にあるアレルギー原因物質(抗原)が粘膜中に侵入。すると、体内に「IgE抗体」が作られます。
このIgE抗体は抗原と反応して体に侵入した異物を排除する働きをします。
くしゃみによって異物をはじき出したり、鼻水で洗い流したり、鼻づまりを起こすことで異物が侵入してこないように身体を守るのです。
ところがアレルギー体質の人は、IgE抗体の産生を抑制することができません。
花粉を吸い続けると体内のIgE抗体はどんどん増加し、これがある水準を超えると、激しいくしゃみや、鼻水、鼻づまりなど花粉症特有の症状が出るようになります。
今までアレルギーではなかった方でも不規則な生活により免疫機能がバランスを崩し、突如アレルギー症状を発症することがありますので要注意です。

花粉症対策
一度症状が出てしまうと「鼻の粘膜がどんどん敏感になる」ことで悪化していきます。花粉浮遊量最盛期の症状を、軽くするためにも早め早めの対策が必要です。
それでは、主な対策を見ていきましょう!
日常生活編
- 生活習慣を整えよう
バランスの良い食事、適度な運動を心がけて体調を整えましょう。免疫力が下がるとアレルギー症状を悪化させます。睡眠不足には注意して下さい。
- 食生活を見直そう
暴飲暴食は避けて、身体に負担をかけないようにしましょう。
お酒を飲み過ぎると血管を拡張させて鼻詰まりや目の充血などの症状を引き起こしやすくなります。
- 刺激物に注意しよう
タバコや香辛料は、鼻の粘膜を刺激して花粉症の症状を悪化させます。できるだけ控えましょう。
- 服装を見直そう
外出時には、マスクや眼鏡を着用して対策してください。ニットやフリースなど、ウール、アクリル素材のものは花粉が付着しやすいので要注意!
綿やポリエステルなどの化学繊維で、出来るだけ表面がツルツルとしたデコボコのない素材を選びましょう。
目と鼻の対策
目と鼻の症状ケアをご紹介します。
- 目のケア
目の痒みや充血を伴う時は、冷たいタオルで冷やしましょう。しばらく目の上に置いておくと痒みや充血が緩和します。
- 鼻のケア
喉や鼻の粘膜が乾燥すると、炎症が起こりやすくなります。マスクや加湿器などで喉や鼻の保湿を心がけましょう。

最後に
花粉症、いわばアレルギー症状。免疫力が低下すると症状が悪化します。
疲れているな…。と、感じたらまずはしっかり睡眠を取り、身体を休ませてあげて下さい。コロナウイルスやインフルエンザウイルス対策にも「免疫力を下げないこと」は必要不可欠です!
花粉症の原因になるアレルゲン、その他細菌やウイルスに負けない身体づくり、対策をしていきましょう!
ご一読頂きありがとうございました。


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