名経営者と言われる方々は、日頃から本を読み、そこから学んだことを仕事や人生に活かしています。
この記事では、サラリーマン、リーダー、管理職、経営者、すべてのビジネスパーソンに一度は読んでほしい、カリスマ経営者の価値観を形成した珠玉の本をご紹介します。
目次
働き方・マネジメントを知るための教養書
まずはこの方、元日本マイクロソフト社長 樋口泰行さんのオススメ書籍です。
イノベーション・オブ・ライフ
米ハーバード・ビジネススクールの教授でもある著者が、自身の経営論を人生訓に落とし込んだ1冊です。ビジネスパーソンが遭遇する人生のジレンマの「乗り越え方」を解きます。
・これまで読んだどの本よりも、人生のものさしとなるにふさわしい本だった
・大切なものを犠性にしないために。人生の価値観をきちんともつ大切さを考えさせられる。家族なんだからわかってくれるだろう、ではダメ。大切なものこそ、時間をかけて大切であることを示さないと。
(出典:アマゾン)
大人はどうして働くの?
子供の素朴な疑問に7人の有識者が答えるシリーズの第3弾です。本書のテーマはタイトルどおりで、池上彰さんや作家の三浦しをんさんの他、樋口泰行社長も提言しています。
・素晴らしい本に出合えました。10年くらい前にこの本に出合えていたら、今とは違っていた選択をしていたかもしれません。子ども向けに書かれているように見えますが、大人の方でも十分刺激を得られると思います。
・個人にとっての本質が変わらないが、【子ども編】に並べて【大人編】で使う言葉はもちろん大人向けとなるが、カタカナや技術的な言葉も増えてくる。読み比べると同じことを言っているが、子どもに伝えようとしたときの表現工夫は、自分の子どものみならず、小学生とかかわったり、中学生と話をしたり、高校生と議論するときに大変参考になるものばかりだ。
(出典:アマゾン)
リーダーを育てる会社 つぶす会社
数々の企業でリーダーシップ開発などのコンサルティングを担当した著者らが、評価基準の設定や有能な人材の発見法、コーチングへの活用法など優れたリーダーを育てるためのフレームワークを示した本です。
・理論としては一般社員から経営層までの教育を体系化し、つなげる必要があることはわかっていても、本書のように段階を追ってポイントを示した本はほとんど見たことがない。各階層に求められる基本的役割を整理するという言意味でも、参考になる。
・人材育成プログラムを考える人たちにも役立つものであるが、自分自身の自己研鑽に利用することで、一層のスキルアップが期待できるとてもよい参考書である。
(出典:アマゾン)
成長と衰退を徹底分析した教養書
お次は、サイバーエージェント社長 藤田晋 さんのオススメ書籍です。
ビジョナリーカンパニー (1〜4)
本書は第4シリーズまであります。
時代を超えて、際立った存在でありつづける企業とはどのような企業か?膨大なデータを元にビジョナリーカンパニーには、カリスマ経営者や革新的なアイデアは不要と説かれています。本書は多くの経営者が参考にする名著です。
・ビジョナリーカンパニーの神髄は、基本理念と進歩への意欲を、一貫して組織の隅々まで浸透させる点にある。
また偉大な企業は、創業時から基本理念と進歩への意欲を促していた点にも留意したい。
・何度も、読み返しているが、その時その時で新たな発見がある書籍です。また、昨今時代が目まぐるしく変化をたどっていますが、軸がある主張は、時代が変わっても変わらない。
(出典:アマゾン)
人を深く知るための教養書
お次は、解剖学者 養老孟司 さんのオススメの書籍です。
論語
孔子の発言を弟子たちがまとめた本。孔子のいっていることを、ただ素直に受け入れれるのではなく、「つまりどういうことだろう」と自分なりに解釈するつもりで読んでほしい、と養老孟子さんは語っています。
・学を深めろ、謙虚になれ、嫉妬するな、正しいと信じたら上司に逆らってでも事に挑め、親を敬え等等、当たり前っちゃぁ当たり前の事を書いている。一方で、2,500年も前に書かれた本が今も読まれていると言うことは、普遍の真理のようなものは存在し、月日の試練に耐えうるという事なんだろうと感じた。
・現代の政治や経済意外に大きく関係してくる孔子の、教えと考え方が此の1冊に要約されているので、自分としては子曰くではないですが、大変参考になる本です。
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エセー
これも、養老孟司さんが若い時から読まれている本です。16世紀フランスの思想家モンテーニュの随想録です。古くから教養書として読み継がれている名著だそうです。
・ゆっくりとのんびりと一歩一歩歩く象のように 本書を配本に合わせて読んで行きたい。配本を待つ間に 更に人生経験が増し より深く読めるとしたら それこそが本を読む醍醐味ではないか。
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方丈記
「徒然草」「枕草子」と並んで「日本三大随筆」と呼ばれています。天平地異の記述が多く、「日本で起こり得る不幸な出来事がほぼ書いてある」(by養老孟司)
・本書の解説のおかげで、天災・疫病・戦乱で乱れに乱れた当時の京都の状況、権力争いに敗れて出世の道が閉ざされた長明の前半生、方丈記の文体のお手本が『池亭記』『行基菩薩遺誡』であること、などを知ることができ、本文を興味深く味わうことができた。・最良の入門書ではないかと感じました。単なる訳注だけではなく、時代背景や、地理的配置、文章のよって来るところ(元歌など)が、上手に紹介されています。
(出典:アマゾン)
決断力を養うための教養書
お次は、ライフネット生命会長兼CEO 出口治明 さんです。
仕事に効く 教養としての「世界史」
「中国を理解する4つの鍵」「ドイツ、フランス、イギリスはまとめて考えるとよくわかる」など著者である出口さんが織り込んだ視点はいづれも興味深く、文体は平坦で非常に見やすいです。
・複眼というより多眼で、時空を横断的に民族・国家の盛衰を、利害・理屈・常識で紐解いています。世界を飛び回っての現場感覚が生きていて、実業家ならではの歴史観です。学者では書けない本です。たとえ話が秀逸です
・グローバルに世界史を俯瞰した目で見られている。目から鱗の内容が多くありました。
(出典:アマゾン)
ビジネスパーソン必見の教養書まとめは今後も随時更新していきます。
今回ご紹介した書籍が皆さんの人生の一助になれば幸いです。
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