こんにちは♪Roots Lab.のharukiです!
仕事中でしたり、大切な話し合い中でしたり、お腹が鳴ってほしくないときに鳴ってしまった経験、どなた様もあるのではないでしょうか?
「お腹が鳴った。」「お腹が空いている。」「食事摂らなきゃ。」と、結び付きやすいですが…。実は、すぐに食事を摂る必要はありません!
一体それはなぜでしょう?
お腹が鳴る理由、マッサージ中にお腹が鳴る理由などを交えてお話していきます!

お腹が鳴るメカニズム
腹鳴(ふくめい)
お腹が鳴ることを一般的に「腹鳴(ふくめい)」と言います。「腹鳴り(はらなり)」と、呼ばれることもあるそうです。
空腹時も、お腹がいっぱいの時も、おなかが鳴ることを「腹鳴」と呼びます。
お腹が鳴るのはなぜ?
お腹が鳴るのは、胃が収縮されたときです。
これは「空腹期収縮」と呼ばれ、胃で収縮が起こると、順に小腸でも収縮が起こります。
強く収縮することで、中にあるものを絞り出すように先へ先へと運んでいるのですね。
そして、このような強い収縮=蠕動(ぜんどう)運動の結果、胃や小腸の中が空っぽになります。
腹鳴が鳴っている時、お腹の中では「大掃除」が行われていて、次に入って来る食事を受け入れるべく、おなかの中をきれいにしています。
お腹が鳴る音
音色が変わる理由
「グー」「グルグル」「ギュルルルル」
お腹の鳴り方、様々な音がありますよね。やけに音が大きい日もあれば、小さい日もあります。
どうやら、胃のどの部分がより収縮するか?空気がどの程度溜まっているか?などにより音色が変わるそうなんです。
小腸でも、「空腹期収縮」のときには、音が生じているが、胃の“大音響”に比べると格段に小さいと考えられています。
お腹がいっぱいでもお腹が鳴る?
胃から腸へと内容物が送り出される時にガスが発生し、この時に音が鳴ります。ですので、食後でもお腹が鳴ることがあるのです。
お腹が鳴ったら食事が必要なのか
お腹が鳴った=空腹だ、何か食べなきゃ!
と、今すぐに食事が必要なわけではありません。むしろしばらく空腹を感じたほうか美容や健康のために良いとされています。
【お腹が鳴る理由】でも述べた「胃の大掃除中」であることが理由です。
お腹が鳴っているときに食事をすると、「空腹時収縮」から「食後期収縮」に移行するため「大掃除」が中断されてしまいます。
せっかくお腹の大掃除をしてくれているのですから、次の食事までしばし時間を置いてみる方が得策ですね。

リラックスしている時にお腹が動く
仕事柄、鍼灸治療やマッサージなど施術をしている際、お客様から「施術中にお腹が鳴ってしまって恥ずかしい。すみません。」と、言われることが多々あります。
しかし、恥ずかしいなんて…。とんでもないんです!施術者にとって、腹鳴が鳴ることはとても嬉しいことなんです。
実は、蠕動運動が起こるのは、副交感神経が優位になっている時。
胃の動き、消化器系の機能が活発になり、血管の拡張、血圧の低下などが起こります。
マッサージ中に腹鳴が鳴るのは、副交感神経が優位に、つまり身体がリラックスモードに切り替わっている証拠なんです。
施術者にとって、お客様がリラックスしていただけていると分かるほど嬉しいことはありません。
最後に
腹鳴が鳴ると、どうしても「恥ずかしい。」と、いう気持ちになってしまいがちですが、身体から出る「大掃除中」の大切なサインです。
身体がしっかりと機能しているんだな♪と、感じながらお腹のデトックスを上手に活用し、日々の美容や健康にお役立ていただけたら幸いです♪


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