こんにちは。鍼灸マッサージ師のサム(@OsamuTsubomi)です。
先週の3連休を終えてから、一気に真冬モードに突入しました。特に朝の寒さは体に堪えます。毎朝アラームと格闘する毎日です。
さて、この年末年始の大型連休で
あれ、インフルエンザかも・・・
高熱、咳が止まらない・・・
と体調を崩された方はいらっしゃいませんか?
私の勤務先のクリニックでも体調不良を訴える患者数が急増しましたが、毎年インフルエンザにかかる人がいる一方で、予防接種を打たなくてもインフルエンザにかからない人、病院とは無縁な人がいます。その差は何でしょうか?
体調不良は「健康貯金」で解消しましょう
その差は、「健康貯金」の差です!
「貯金」はいくらあっても十分すぎるということはありませんよね。余裕があればあるほど楽しい毎日が過ごせます。反対に「貯金」が少ない状態だと、日々の生活を過ごすのも大変です。健康にも同じことが言えます。
一度借金状態になってしまうと、自己治癒力や免疫力も機能せず不調の改善に時間がかかり病気の治りも遅くなります。薬や鍼灸治療は借金返済のサポート役にはなりますが、「健康貯金」を殖やすのはあくまで自分自身です。
それでは「健康貯金」を増やすコツを見ていきましょう!
これが「健康貯金」を増やすコツです!
「健康的なカラダの三要素」については前回の投稿に載せてありますので是非参考にしてみて下さい。

今回は「健康貯金」を増やすコツについて考えていきましょう。
①十分な休息(特に睡眠)
第一に、十分な休息をとりましょう!
22時~2時までは「睡眠のゴールデンタイム」と言われ、この時間に寝ることが良いとされています。それは成長ホルモンが分泌されるからです。
・日中の疲労を回復する
・ストレスを解放する
・組織を修復する(美白には睡眠)
・記憶の定着
・老化の進行を防ぐ(アンチエイジング)
・免疫力を高める(風邪の時は睡眠が一番のクスリ)
「寝る子は育つ」とよく言われますが、成長ホルモンを分泌させるためにも、睡眠は大人にとっても非常に大切なのです。
②栄養(食事)
第二に、栄養(食事)に気をつけましょう!
薬膳では「冬は腎の機能を高めよ」と言われています。腎の機能を高めてくれる食材の代表格が「豆」です。そこで今回お勧めしたいのが、この季節にぴったりの小豆粥です!
小豆のように赤い色の食べ物は邪気をはらうと考えられており、昔中国では、小正月(1月15日)に小豆粥を炊いて家族の健康を祈っていました。
それが日本に伝わり、1年中病気をしないようにと小豆粥をいただく風習が残っています。
なめこ、小松菜、大根おろし、アサリなどをトッピングすると整腸作用が更に高まりますよ!
③運動
健康寿命を延ばして元気な高齢者にはいくつかの共通点があります
- 指先を動かしている
- 運動習慣がある
- 内臓が丈夫
この中で一番大事なのが「運動習慣」です。
老化は足元から、と言われますが人間の筋肉の実に3分の2が下半身に集中しています。筋肉には血液を心臓に戻すポンプ作用、冷え性や内臓の働きを高める効果などがあります。また脳に覚醒信号を送る働きが活発になるので気分や感情面も活性化されます。
まとめ
いかがでしたか?今回は「健康貯金」の増やし方についてお伝えしました。
貯金には時間がかかります。焦らず急がず継続することが大切です。特に睡眠は元気の源、副作用もなくお金もかからない最高級のクスリです。まずは、22時~2時の間をなるべく睡眠に充てることから始めてください。また十分な休息がとれれば、食事がおいしく感じ身体を動かす意欲も湧いてきます。
皆さんの健康の一助となれば幸いです。

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