鍼灸マッサージ師の足立です。
【冬を快適に過ごすための養生法】をテーマにお届けするセルフケアシリーズ第2回目!今回は「体調がおかしい?そう思ったら早めに対応しましょう」をお届けします。
前回の復習
前回は、セルフケアに必要な3つのポイント「その① 自分の身体、気持ちを良く観察する」についてお話をさせて頂きました。ぜひ前回の記事も合わせてご覧ください。

一言でまとめると、セルフケアとは「病気」になる前に日常生活を工夫して調子を整えることです。そして、セルフケアに大切な事は以下の3点でした。
①自分の身体、気持ちを良く観察する
②おかしいな?と思ったら早めに対応しましょう
③日頃からの「貯金」が大切です
今回は、「②おかしいな?と思ったら早めに対応しましょう」について説明していきます。
おかしいな?と思ったら早めに対応しましょう
人間は自然界の一部です。
そのため季節、お天気の変化に合わせて私たちも日々の過ごし方を変える必要があります。例えば、
- 寒いときにはシャワーでなくお風呂に入る
- マフラーやネックウォーマーで寒さから身を守る
- 夜更かしを控え早く寝る
ごくごく当たり前のことですが、毎日続けるのは意外と難しいものです。
特に年末は、仕事が山積みで残業続きだったり、忘年会が続いて二日酔いの日々だったりと体調を崩しやすい時期でもあります。
新年を健やかに迎えるためにも、体調に異変を感じたら早めに対処していきましょう。
冬を快適に過ごすための養生法
健康的な体をつくるには、3つの要素が必要です。
- 十分な休養
- 栄養バランスの取れた食事
- 適度な運動
健康的な体をつくるためには、この「十分な休養」→「栄養バランスの取れた食事」→「適度な運動」というサイクルを回すことが重要です。
①十分な休養
十分な休養を取るポイントは、睡眠、入浴です。
睡眠
日の入り、日の出に合わせましょう。
・日の出の時間に合わせて起きる
・春夏は5時~5時半、秋冬は6時~7時
・冬は少し長めに寝る
・睡眠時間は個人差がある(6~8時間の人が多い)
入浴
可能な限り湯舟に浸かりましょう。
・温まって血行が良くなる
・水圧がかかって浮腫みが取れやすくなる
・浮力で重力が軽くなり腰痛や肩凝りが楽になる
・汗で体の中の湿気が抜ける
・香りのよい入浴剤を使うとストレス解消になる
②栄養バランスの取れた食事
ポイントは、どんなものを、どう調理して食べるかです。
ここでは鍼灸師の私から、この時期に摂って欲しい食材と調理方法をご紹介します。
・ラム肉、鶏肉、鮭、玉ねぎ、ブロッコリー、ゴボウ、キノコ類 など
・調理方法を工夫することで食材の性質が変わります
「揚げる」
⇒体を温める食材は温める作用が強まる/体を冷やす食材は冷やしにくくなる
・蒸す<煮る<炒める<揚げる(体を温める作用が強まる)
③適度な運動
ポイントは、春夏と秋冬で運動量を調節することです。
【春と夏】
・体の中に陽の気(エネルギー)が増える
・汗をかいて陽の気を発散させる
・汗をかかないと陽の気がたまる⇒内熱となって内臓、器官を傷める
・内熱が喉を傷めると「夏カゼ」になるので注意!
【秋と冬】
・汗で冷えないように気(エネルギー)を全身に巡らせるように意識する
・「走る」より「歩く」
・伸びやかにする
・筋を伸ばし、こわばりをとって巡りをよくする ストレッチが有効
まとめ
いかがでしたか?
今回は、「②おかしいな?と思ったら早めに対応しましょう」ということで、健康的な体をつくる三要素についてご紹介しました。季節も天気も体調も絶えず変化しています。その日の体調、気温、天気を「観察」する習慣をつけましょう!
次回は「③日頃からの「貯金」が大切」です!
余談
先日マラソン大会に出ました。たぶん身体はダメージを受けています( ゚Д゚)なので着替えを済ませストレッチをして日帰り温泉に入ってきました。
神奈川県山北町にある「さくらの湯」です⇩

Roots Lab.では定期的にイベントを開催しています。興味のあるテーマがあればぜひご参加ください!