各地で桜の開花が始まりましたね♪
徐々に気温が上がり春を迎えると心も身体も活動的になります。しかし、春は心も身体もアンバランスになりやすく不調を招きやすい季節とも言われています。
春ならではの不調の原因を知り、早目に対策をしていきましょう!
春の不調はなぜ起こる?
寒暖差と気温
春は、一年のうちで寒暖差が最も大きい季節。すなわち自律神経が乱れやすい季節でもあります。
寒暖差、気温、気圧の変化が激しいことから、交感神経が優位な状態(緊張状態)が続きやすいため、エネルギー消費が激しく、疲れやすくなります。
なんとなくだるい…。と、いった症状にお悩みの方もいらっしゃるのではないでしょうか?
春の新生活
環境の変化によるストレスも自律神経の乱れの原因に!
入学、就職、異動、新年度に生活スタイルや環境の変化が起こる時、「緊張」や「不安」はつきものですよね。「変化」の多い季節は、良くも悪くも心身ともにストレスがかかり、自律神経を乱してしまうのです。
- 寒暖差が激しい季節であること
- 気温、気圧が安定しないこと
- 新生活の緊張やストレス
上記の要因から、自律神経が安定せず様々な不調を招いてしまいます。

不調の主な症状
自律神経が乱れることで、下記の症状が起こりやすいと言われています。
- 日中も眠い
- イライラする
- やる気が起きない
- 身体がだるい
- 目覚めが悪い
眠りの質低下にご用心
ポカポカとした陽気の春はぐっすり眠れそうだと感じますよね?
しかし、実は寝付きが悪い・睡眠の質が悪い、悪化すれば「不眠症」を引き起こしやすい季節でもあるので注意が必要です!
「不眠症」とは?
「入眠覚醒」「中途覚醒」「早朝覚醒」「熟睡覚醒」に分けられ、発症する要因はストレスや持病など様々です。病名ではなく「国民病」として知られていますが、ご自身に合った対策、治療が必要です。
活発に動くための交感神経
身体を休めるための副交感神経
このふたつの神経がバランスよく働くことで日中は活動的に、夜は眠くなるのが通常。
ですが、自律神経が不安定になることで日中眠くなってしまったり、夜になっても眠くならないなどリズムが崩れてしまいます。
自律神経を整えるには、特に朝の生活習慣が大切です。早寝早起きを心がけましょう!二度寝すると副交感神経が優位のまま、スッキリ目覚めることが出来ません。
朝起きたら、太陽の光を浴びる、軽いストレッチをするなどして交感神経を立ち上げましょう!
肌の不調も招きやすい
気温、気圧が安定しないことで肌の皮脂量が増えたり減ったりを繰り返します。
すると、肌の皮脂量が一定に保たれず、春先は肌が不安定でトラブルが起きやすくなります。紫外線の増加や花粉も刺激になるので注意が必要です。

東洋医学の視点から
陰陽五行説 では【 春 】は【 肝 】と関係が強いとされています。
西洋医学で指す肝臓の働き(血液の貯蔵や分配、解毒など)と、全く同じというわけではなく、東洋医学で指す【 肝 】は、目や筋肉と関係しています。
- 目の疲れや充血
- 頭痛
- 筋肉症状
- イライラしやすくなる
- 怒りやすくなる
情緒コントロールにも関係しています。
春の養生方法
春の陽気に刺激され、【 肝 】がアンバランスになりやすい季節には
【 肝 】を補ってくれる【 酸味 】のある食べ物や、【 苦味 】のある食べ物がおすすめです。

朝食にキウイ、レモンなどを摂ったり、お食事に酢の物をプラスしたり…♪
季節ならではの旬の素材も、その時期に必要な栄養素を補ってくれるので春ならではの味覚を取り入れてみても良いでしょう。
改善と予防策まとめ
自律神経の乱れを気合いだけで改善することは出来ません。
規則正しい生活を送ることで、交感神経と副交感神経がバランスよく働くようにすることが大切です。
この季節の不調を軽く見てしまうと、後々身体のダメージが大きく「五月病」を招く一因に繋がります。
アクティブに動きすぎず、しっかり休養を挟みながら生活習慣を見直しましょう!

最後に
変化の多い季節には、想像しているよりもずっと心身に負担がかかります。
心も身体もしっかり労わりながら、素敵な春を迎えてくださいね。
ご一読いただきありがとうございました^^

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