新年明けましておめでとうございます!
Roots Lab. 編集部(@RootsLab)です!
アラサー、アラフォー世代のみなさんには、こんな悩みがありませんか?
最近健康に不安を感じ始めている…。
今年こそは健康に気を付けたいんだけど、何から始めたらいいかわからない…。
そんな悩みを解決すべく、今回は編集部のSky Hand(@theskyhand)が、【2020年の健康生活2.0】を調査!
教えてくれたのは、Roots Lab.健康部の皆さんです。
普段から健康に人一倍注目している現役鍼灸師たちが、今どんな健康法に注目しているのか?対談形式でご紹介しています。
どれも、少しの意識の差で、すぐに実践できるものばかりです。
『体調がちょっと気になる』と悩む方は、ぜひ参考にしてみて下さい!
目次
呼吸を意識しよう
今年もよろしくお願いします。
最近人付き合いが多く、飲んでばっかりいるので、今年はそろそろ健康について真面目に考えていこうと思っています!
ネットやテレビで色んな健康法の情報が流れていますが、鍼灸師として活躍している皆さんから見て、2020年特にどんな健康法に注目されていますか?
ヨガのポーズはパワーではなくバランスなんです。呼吸と姿勢が大切なんだよ、の教えが新鮮で月に2回ペースで続けています。
私自身も、お客様への施術でも、呼吸と姿勢は重要視しています。
特にヨガを始めると「ポーズより呼吸が大切」だと教わりますが、ほとんどの方は「なぜ?」と、疑問に思うもの。
けど本当に「呼吸」って大切なんですよね。
確かに呼吸って大事ってよく聞きます。
『生きる=息をする。息が詰まる=生きることが詰まる=行き詰まり』
と言っています。この話を聞いて呼吸は健康の源だと確信しました。
普段の生活で取り入れられる呼吸法
腹式呼吸が有名ですが、それ以外に、普段の生活で取り入れられる呼吸法ってありますか?
- 鼻から吸った時に、空気を頭の天辺まで上げる
- 吐く時に、天辺からカカトまで降ろす
大事なのは鼻から吸って鼻から吐くこと!
その時に伸びをする方もいらっしゃると思いますが、この呼吸を意識してもらうといいのではないかと思います。
・息を吐く(口をつぼめて細く長く)
・吐き切ったら鼻から吸う
でも良いですよ!
日頃から呼吸に意識を向けて、「息詰まり=行き詰まりのない生活」を送ろう!
質の良い睡眠を確保しよう
特に、健康シロウトの僕たち一般人にでも気軽にできるようなものがアレば( •⌔• )
「 睡眠の確保 」です!
何かを摂取するとか、排出するよりも、まずは良質な睡眠を取ることが大事です。
ライフスタイルがあるので「睡眠時間」に重きを置くのは難しいのですが、短時間でも「質の良い睡眠」を取ることが重要だと考えています!
あれもやろう!コレもしたい!となると寝る時間が削られていきますよね…
ちょうどいま読んでるマンガ『フットボールネーション13巻』にも睡眠の重要性が描かれました。
質の良い睡眠は身体の疲労を回復させて怪我の予防にもなるし———
脳への影響も多大だ。
(『フットボールネーション13巻』)
12巻あたりから読むと良いと思います。
漫画にも記載されていましたか!Σ(゚д゚lll)
脳への影響、大きいですよね。
睡眠は、肥満や高血圧、メタボリックシンドロームといった生活習慣病の予防の他にも、抑うつや不安など、こころの不健康も予防します。
ところで、ひむかさんの言う「睡眠の確保」ですが、僕は元々ショートスリーパーで毎日4〜5時間しか寝ていません。
たまに8時間くらい寝ますが、それよりも4〜5時間くらいの方がちょうど良いと思っています。
ただ、寝覚めが良い時と悪い時のバラツキもあるのですが、「質の良い睡眠」を摂るために、お酒を控える、適度な運動以外に気をつけるべきポイントは、何かありますか?
季節や体調にも左右されるので、ご自身に合った適切な睡眠時間を見出すことは必要ですね。
また、ポイントは「心身ともにリラックス状態を作ること」です!
とは言っても…。
これがなかなか難しいのですが。(汗)
心身のリラックス状態を作る時のポイント
「脳を休めて回復させる睡眠」の前に、「脳を覚醒させる作業」をしてしまっては、リラックスどころではなくなってしまい睡眠の質を落としてしまうんです。
よく考えると、寝る前にスマホ、パソコン(時々テレビ)を使いまくってるので「脳を覚醒させる作業」しまくってます!
読書くらいなら良いですかね…
ただ、読書に不慣れでしたら、徐々に馴らしていくのが良さそうですね。
習慣化していない=脳が慣れてないうちは、寝付きが悪くなることもあります。また、電子書籍は控えた方が良いです。
本の内容にも要注意!ホラーやサスペンスですと、脳が興奮してしまう場合があるんです。寝る直前は避けた方が無難かもしれませんね。
同じ目からの刺激でも、スマホと紙媒体では違うようですね。慌ただしい日中活動から、睡眠モードに切り替えるためにも読書は最適です。
睡眠は、生活習慣病の予防やこころの不健康も予防する!リラックスできる環境を作って、質の良い睡眠を得よう!
足すより引く!食事の摂り方
年末年始で暴飲暴食して、正月太りする人も少なくないと思います。
生活習慣が乱れた世の中の人のために、東洋医療の観点から、何かこの時期に摂っておいた方が良い食物や調理法ってありますか?
ぜひこれだけは!みたいなものがあれば教えてください!
また「キノコ類」は食欲不振、疲労回復免疫力を高まるとされてます。
※「食養生」とは何をどのように食するのが健康維持のために良いのかという、多くの先人たちから踏襲されている英知のことです。(参考:食養生とは|日本食事療法士協会)
しかし大事なのは「足すより引く」だと思うんです。体に良い食材も食べ過ぎれば毒になります。
年末年始の暴飲暴食は注意が必要ですよね。
暴飲暴食は、胃に負担をかける他、胃に血液が集中するので身体全体に血液が巡らずに「冷え」をも招きます。
「胃に優しいもの」「身体を温めるもの」を積極的に摂っていただきたいです!
確かに、暴飲暴食がひどい時や食生活がちょっと荒れてるなぁと思った時、体に良いもの何か食べようって思ってしまいますが、引くことも大事なんですね。
自分の食生活を見直せる断食
腹八分目と胃に優しい温かいものを摂る事で、胃を休める事も大切なんですね。

体重は落ちましたが、必要な栄養素はしっかり摂らないと結果はついてこないと実感しました。
取るべきもの、不要なもの、取るタイミング、感情の揺らぎなど知るためにも断食は有効ですね。
余談ですが、断食サロンと称してサポートしてくださる薬剤師さんを含め5人くらいでやってたのでめちゃくちゃ楽しくできました!(笑)
「足すより引く」よく噛んで、腹八分目を心掛けよう!
鍼灸の話
近頃、年齢の事もあり、若干の肩こり、そして疲れが溜まりやすくなって来てるような気がしています。
というより、僕自身あんまり疲労感を覚える事は無いのですが、疲労は確実に溜まっているようで、どっと疲れる時があるんです。
普段からメンテナンスしておいた方が良いので、鍼や整体にもお世話になろうと思っています。
そこで、東洋医療に関して皆さんの専門や施術する際に気を付けていること、また一般の方に伝えたいことなどあれば教えてください!
1本の鍼で完結させる鍼灸師もいれば、100本の鍼を使用する鍼灸師もいます!
また、肩こりに対して肩に鍼を刺す「局所治療」を行う鍼灸師もいれば、手首のツボに鍼を刺して「遠隔治療」を行う鍼灸師もいます。
ですので、施術を受けられる方には、ご自身の生活の質を維持、向上する為にも
「この人(鍼灸師)になら身体を任せられる!」
という鍼灸師と出会ってほしいと願っています!
「必ずこの治療で行う。」と固定概念は持っていません。
人の身体は十人十色。
局所治療も行うし、遠隔治療も行います。ケースバイケースですね!
病気になる前に治療して、大病にならないように未然に防ぐこと、つまり「セルフケアの大切さ」を伝えています。
・鍼灸師の施術
・お客様の「セルフケア」
この二つを合わせて、二人三脚で日々の健康を維持、向上できたら理想です。
体調が回復するのは患者さんの治癒力であって、私達はそのお手伝いをしているだけだと思っています。
風邪を引いた時も、すり傷も治すのは自分自身の身体ですし、元々人の身体には自分で「治そう」とする力が備わっています。
「自然治癒力をより高める」鍼灸師の最大のミッションですね!
お二人ともあくまでも鍼灸は健康や生活の質向上の手段の一つであって、必ずしもコレ!というものがあるわけでは無いのですね。
確かに言われてみればそうですが、人によって体質や生活習慣も異なりますし、そもそも自然治癒力が高ければ、施術せずに衣食住のアドバイスだけの方が良い場合もあるかもしれないですもんね。
(いや、それでも何かしらの施術はした方が良い?)
お顔の「美容鍼専門」でしたり、女性のお悩みに特化した「マタニティケア専門」「不妊治療専門」など専門を絞り、施術を行っている鍼灸師もたくさんいます。
ですので、ぜひご自身のお悩みや目的に合わせて鍼灸院、鍼灸師を選んでもらえるといいかと思います。
大切なのは、身体に向き合う時間をつくること
「巻き肩になりやすい」とか「猫背になりやすい」とかよく聞きますよね。
しかし、本人は意外と自覚が無いものです。
日々のデスクワークが「習慣化」されると「凝っている状態」が当たり前の状態になっているケースも少なくありません。
徐々に脳も「凝っている状態」が習慣化すると、その状態を「通常」だと判断してしまうんです。
「凝り」の自覚が無くなるのは、いわば「脳の麻痺状態」ですね。
「僕自身あんまり疲労感を覚える事は無い」
というのは脳が麻痺している可能性もありますね。
「凝り」のケアはもちろんなのですが、
「何となくだるい」「疲れが抜けない」「リラックスしたい」と、いう原因がよくわからない"※不定愁訴"で鍼灸治療される方も多くいます。
自律神経を整えることにも鍼灸は効果を発揮するので、
身体を「リセット」する意味や「より良い状態へ」向かう一手段と考えて頂けたら幸いです!
※不定愁訴(ふていしゅうそ)…患者からの「頭が重い」、「イライラする」、「疲労感が取れない」、「よく眠れない」などの、「なんとなく体調が悪い」という強く主観的な多岐にわたる自覚症状の訴えがあるものの、検査をしても客観的所見に乏しく、原因となる病気が見つからない状態を指す。(不定愁訴|Wikipedia)
「日常のセルフケア、月イチの鍼灸治療」
なんです。これは月に1度鍼灸師と自分の体と向き合う時間を持ってもらうという願いも込めています。
今特に症状がなくても体からのサインをキャッチする…専属トレーナー的なイメージですね。
自律神経の調整に効果を発揮する=鍼灸の強みです!
とは言え、「そもそも鍼灸って何に効くの?」という点で認知度が低いことも事実です。
美容や健康をサポートするツールとして「鍼灸」をもっと身近に感じ、活用していただけたら嬉しいですね!
Roots Lab.健康部の「鍼灸カフェ」は鍼灸師と健康についてもっと学びを深めたい方たちをつなぐ良い取り組みだと思います。
自分にあった施術師を見つけて、自分の身体と向き合ってみよう!セルフケアの精神も忘れずに。
最後に
本日はお忙しい中お時間頂きありがとうございました!
最後に、皆さんに一言あればお願い致します。
だるいな、腰がヤバそう?などなど体調が良くないなぁ〜と思ったら早めに対処しましょう。
そんなとき鍼灸はチカラを発揮します。是非気軽に相談下さい!
と、いうことで「健康寿命」という言葉も重要視されているようになってきています。
何から始めたら良いかわからない方、まずはご自身の身体と向き合うことから始めてみませんか?
身体の声をキャッチ出来る様になれば、セルフケアももっと楽しく有意義になるはずです♪

Roots Lab.健康部は、東洋治療に精通したメンバーを中心に立ち上げた部です。鍼灸・整体だけにとどまらず、健康に関する情報を広く全般に渡って発信していきます。記事はこちらから御覧ください。
<文・画像・編集=さとみ(@satomi_rl)>
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