Roots Lab.編集部

【書評】お金2.0 新しい経済のルールと生き方 | 佐藤航陽 (著)

この記事では、「お金2.0 新しい経済のルールと生き方」の書評を書いています。

この本の著者は、時間を売買できるサービス「タイムバンク」などで知られている佐藤航陽さんです。

お金には価値の保存・度・交換の役割があり一説では、その昔人々が物々交換の不便さを解消するために”貝殻”を用いたのが起源と言われています。

著者は、技術の進化によって、お金の価値が相対的に下がっていくと予測しています。

なぜなら、既存の経済システムは、国家による中央集権から構成されていました
が、近年ではIT技術の進化により、個人や企業が簡単に独自のトークン(仮想通貨)を発行できるため容易に独自の経済圏を作り出すことが可能になっているからです。

本書は、前半部で
・法定通貨と仮想通貨の違い
・仮想通貨や評価経済を成り立たせる経済システムの仕組み
・ブロックチェーンや深層学習などのテクノロジーの概要
について述べられており、

後半部では
・資本主義に代わる価値主義
・価値主義の中でどういう生き方を選ぶべきか
という筆者の私見が述べられています。

価値主義とは、著者の言葉を借りると、
「お金や経済の民主化」と「資本にならない価値で回る経済の実現」が混在した
現象のことです。

「お金や経済の民主化」
これまで300年近く国家の専売特許とされてきた通貨の発行や経済圏の形成が、
新たなテクノロジーの誕生によって誰でも簡単に低コストで実現できるようにな
りつつあること

「資本にならない価値で回る経済の実現」
新たなテクノロジーの誕生によって、内面的な価値や社会的な価値をも可視化し、
それらも経済として成り立たせることで、資本主義の欠点を補完することができるようになっていること。

つまり、自分の「価値」を最大化しておくことが重要であり、信頼や時間や個性など、お金では買えないモノの価値が相対的に高まっている現象であると換言できます。

価値主義の世界では「好きなことに熱中している人ほどうまく行きやすい」
世の中に変わっていきます。本書ではしっかり根拠も示しています。

それ以外にも著者が仮説・検証・実証を繰り返して得た法則に基づき、これからの「お金」や「経済」がどのようなものになるかが述べられており、近い将来、私たちの生活がどのようになっていくかが書かれています。

ABOUT ME
Roots Lab.
Roots Lab.
Roots Lab. ONLINEはRoots Lab. (ルーツラボ)が運営する情報サイトです。このサイトでは、ビジネス、経済、テクノロジーなど、ビジネスパーソンに役立つ情報に加え、イベントやデザインなどこれからコミュニティー作りを行う人向けの情報を発信していきます。
イベント情報

Roots Lab.では定期的にイベントを開催しています。興味のあるテーマがあればぜひご参加ください!

イベントを見る

COMMENT

メールアドレスが公開されることはありません。