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【健康部】WHOも認めている鍼灸の適応疾患

この記事では、鍼灸の適応疾患と人体で起きる作用についてご紹介します。

皆さんは鍼灸と聞くと、どのように感じますが?

「何に効くんだろう?」
「どんな効果があるんだろう?」

このような疑問を感じている人も少なくないと思います。
私も鍼灸の道に進んでいなかったら、恐らく同じような疑問を抱いていたと思います。

今回はWHO(世界保健機関)が認めている鍼灸の効能と、施術したときにどのような変化が人体に起きるのかについてお話していきます。

49疾患に有効な鍼灸の能力

1999年、WHOは49の疾患を鍼灸の適応疾患として認定しました。当時は臨床経験に基づくものであり、研究上の裏付けを伴うものではないのですが、最近では研究も進み、具体的な根拠も集まってきている疾患もあります。

以下がWHOが認めている適応疾患です。

循環器系

狭心症を伴う虚血性心疾患、高血圧、低血圧、不整脈

呼吸器系

扁桃摘出後疼痛、急性扁桃炎、咽頭炎、喉頭炎、気管支喘息

内科系

下痢、過敏性腸症候群、便秘、腎石疼痛、胆石、胆石疝痛、胆道回虫症、胆道ジオキネジー、白血球減少症

神経系

頭痛、片頭痛、緊張性頭痛、坐骨神経痛、腰痛、ヘルペス後神経痛、三叉神経痛、神経循環性無力症、うつ病

泌尿器系

遺尿症、尿失禁、尿閉

骨・筋肉系

上顆炎(テニス肘)、頚部筋筋膜炎、頚椎炎、上腕肩甲節周囲炎(肩関節周囲炎)、慢性関節リウマチ、変形性膝関節症、捻挫と打撲

耳鼻咽喉科系

慢性副鼻腔炎、メニエール症候群

眼科系

近視

性器系

月経困難症、分娩の誘発、月経異常、女性不妊、男性不妊、インポテンス

その他

抜歯疼痛、肥満、片麻痺、アルコール中毒、薬物中毒、術後疼痛

上記にあげた症状でも、必ずしも鍼灸の効果があるというわけではありません。また、体調や体質によって治療が適さない場合もあります。
そのためにも、私達鍼灸師は十分な問診を行った後に、最適な治療法をご提案させていただいています。

鍼灸が人体に与える作用

鍼灸は自分が本来持っている自然治癒力を高めることで症状を改善させていく治療法です。そのため、前述のとおり症状によっては少し時間がかかってしまうものがあります。

しかし、基本的には副作用のない安心・安全な治療方法なのです。

いわゆる「ツボ」を鍼灸によって刺激することによって治療をおこなっていくのですが、科学的にも解明されている部分があります。
以下が、鍼灸をおこなうことで起きる作用です。

  • 筋肉の弛緩とそれによる血行促進
  • 痛みの信号を遮断することによる鎮痛
  • ツボを刺激することによる閾値(感覚の境界線)の上昇
  • エンドルフィン(脳内モルヒネ様鎮痛物質)の分泌による痛みの抑制
  • 自律神経の調整による酸化ストレス耐性・抗酸化作用と心理的不安の解消

今回の記事で、少しでも鍼灸のことを身近に感じていただければ幸いです。
鍼灸は概念や臨床データによるものが多く、科学的には未知なことが多いながらも、しっかりとした効果を出しています。

鍼灸は自分の自然治癒力を高める治療ですので、今回取り上げた症状以外にも、鍼灸が有効な場合があります。ですので、たとえば「なかなか疲れがとれない…。」といったことがある場合、もしかすると鍼灸によって解消できる可能性があります。

また、気になる症状をお持ちの方はぜひ一度ご相談ください。

ABOUT ME
文屋 学
文屋 学
Roots Lab.健康部の部長でフリーの鍼灸師。鍼灸・整体を通して、働く社会人の心身の健康・生活レベルの向上を目指す。また、現在は東洋医療全般の研究と実践だけに留まらず、後進の育成や健康セミナーにも励む。

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