6/24(月)コミュニティマーケティングを考えるコミュニティ(CMC_Meetup)に参加してきました。東京での開催は今回で12回目らしいです!
テーマは「コミュニティマーケティングのおさらい」でした。
とは言え、今回初めて参加の私Sky Hand(@theskyhand)はコミュニティマーケティングの基礎を理解できる良い機会となりました。
コミュニティマーケティングの基礎
最初に登壇されたのは、『ビジネスも人生もグロースさせる コミュニティマーケティング』の著者でありCMC_Meetup発起人の小島 英揮 さんです。
コミュニティマーケティングは、会社でコミュニティを使ってビジネスをやらないといけない人向けに書いていますが、(今回発売した)本自体はビジネスの話は1/3で残りは個人のキャリアやネットワークはの広げ方について書いています。
つまり、コミュニティを通じて自分の伝えたいことを共有していくというスタイルは、ビジネスだけではなく、自分自身を知るためにもいいやり方であり、キャリアアップにもつながっていくそうです。
ちなみに著書はこちら
では、実際コミュニティマーケティングを可視化するとどうなるか・・・それはこちら
人生にもコミュニティにもフォロワーがいてはじめてリーダーになれます。興味深いのはフォロワーが増えていく過程で、最初に踊っていた人はいつの間にかフレームアウトしているのです。つまり、人は人に集まるのではなく、ムーブメントに集まるのです。
そして、コミュニティマーケティング成功のためにやるべきことは、3つです
基本原則 : 3つのファースト
メンバー : 3つのレイヤー
ベクトル : 3つの成長軸
これらを順に説明します。
3つのファースト
コンテキストファースト
そもそもこれは何の集まりなのか、という事がわかること。コミュニティに参加している人たちが、自分の意志で参加しているという自覚をもっていること。そのためにはこれが何の集まりかというコンテキストが明確になっていることが重要。
オフラインファースト
コミュニティの起点はオフラインが良い。そっからスタートする方が火は付きやすい
アウトプットファースト
集まっているひとが熱狂しているときはオフラインではじめること。そしてアウトプットが必要
コミュニテイが拡大するサイクル
優秀なコミュニティーマーケッターやファシリテーターがいれば、全部オンラインでも成功できるかもしれない。失敗しないためには、まずはオフラインで人を集めること。そうした方が一人一人が何に関心を持っているか分かりやすいので熱狂が生まれる。
メンバー:3つのレイヤー
メンバーは、3つのレイヤーに分かれます。3つのレイヤーとは、リーダー、フォロワー、ワナビーズです。
リーダー:商品、サービスのファン、かつ「アウトプット」ができている人
フォロワー:ロールモデルの「アウトプット」をフォローできる人
ワナビーズ:興味はあるがインプットのみを要求し、「アウトプット」も「フォロー」もしない人
最初はリーダーとフォロワーからスタートすることが重要です。最終的には
リーダー5%
フォロワー15%
ワナビーズ80%
という割合になります。ワナビーズは後々リーダーになり得えますが、最初にリーダーとフォロワーで基盤を作らないと、ワナビーズも増えません。また、バランスを保つためにはワナビーズが増えるにつれてどんどんリーダー、フォロワーにコンバートしてもらう必要がある。
ベクトル:3つの成長軸
コミュニティ成長のための3軸は自走化、株分け、地方展開です。
3つの軸で成長している成功例はJAWSーUGがあります。
ネットワーク、コンテント、クラウド、情シス、営業など株分けすることで、コアなファンも集まり、今や地方でもコミュニティができ健全に成長していっています。
コミュニティ成長のための3つのNG
コミュニティが成長するためには、当然NG事項もあります。
・人主体の集まり
・インフルエンサー偏重
・技術/経験のマウンティング
人主体の集まり
人が軸に集まってくると、以下のような現象と結果が生まれます。
うちわ受けやヒエラルキーができる事で、集まりもマンネリ化し、結果として
離脱者が増加したり、アウトプットの質・量が低下したりします。
インフルエンサー偏重
コミュニティのリーダーが、自分が目立ちたい!とか自分の利益を得たい!という目的でその影響力を使い人を集めることは、結果としてコミュニティの成長を阻害します。
熱量こそがコミュニティ成長のための燃料なので、大事なのはインフルエンサーではなくファンなのです(ファン > インフルエンサー)
そのため、コミュニティや集まる人に愛があるインフルエンサーでないでない場合、その影響力はネガティブに傾きます。
技術/経験のマウンティング
言うまでもなく、コミュニティの成長に欠かせないのはマウンティングではなく仲間集めです。
つまり、フリーザではなくルフィになりましょう!皆さん!
Roots Lab.では定期的にイベントを開催しています。興味のあるテーマがあればぜひご参加ください!