この記事では、アロマセラピーの効果・効能やアロマの活用方法について紹介しています。
鍼灸師の私がなぜアロマ?と思う方もいるかもしれませんね。
なぜ私がアロマを使用しているかと言うと・・・私はもともと、眠れなかったり気分が落ち込んだりと精神的に不安定になる事が多く、薬に頼らない改善方法が無いかと色々と模索していました。
その時にたまたまたどり着いたのがアロマセラピーでした。

女性であれば月経前症候群(PMS)など、自律神経系の症状にも効果があると言われており、近年とても人気が出てきています。
・1人でできる
・好きな香りを選ぶ楽しさがある
・アロマバス、ディフーザー、スプレーなど色んな楽しみ方がある
・インテリアとしても最適(インスタ映えします)
現代社会はとてもス卜レスが多いです。それ故に、自分にとって楽しいこと、心地良いことは、心身の健康のためにも大切なことです。
目次
そもそもアロマセラピーって何?
アロマセラピーとは何でしょうか?言葉は知っているけど、よくわからないという方も多いのではないでしょうか。
と答えてくれる人もいますがこれでは”正解”とは言えません。
アロマセラピーとはハーブなどの芳香植物から摘出した精油(エッセンシャルオイル)に含まれる薬理効果を活用して、体に塗ったり、塗ってマッサージしたり、芳香をかいだり、あるいは飲んだりする療法のことを言います。
アロマセラピーの効果
アロマテラピーは薬に匹敵するほどの効果が出ることもあるそうです。植物を使った療法なのに、なぜそんな効果があるのでしょうか?
それは、自然成分100%のエッセンシャルオイル(精油)の「香り」にさまざまな作用を持つ成分があるからと言われています。さらに「香り」は直接脳に届くため、自律神経やホルモンバランスを整えてくれます。
・鎮静系
心を鎮め、リラックスしたい時、不眠解消
・調整系
心身のバランスを調整
・刺激系
精神疲労回復、記憶促進
・覚醒系
元気の目を覚ます
・幸福系
落ち込んだ時
このように、心が落ち着く鎮静作用だけでなく、脂肪を溶かしリンパ液の流れを改善する作用、むくみを取る作用など多岐にわたります。
私の場合は、主にメンタル面での効果を体感していますが、体のメンテナンスをする際にもぜひ活用して頂きたいと思っています。
・リモート生活で首や肩の凝り、目の疲れが酷くなってる気がする・・・
・今年の冬は寒い!体の冷えを何とかしたい
・長年の腰痛もち…再発予防に何かできることないかな
・この頃ちょっと体重が増えてきた・・・
100円と1万円では何が違うの?
エッセンシャルオイル(以降、精油と表現します)は、安いものであれば100円から、高いものであれば1万円以上するものまで様々です。
それでは、100円の精油と1万円の精油は何が違うのでしょうか?
結論から言えば、不純物が入っているかどうかです
100円程度の精油であれば、化学合成された香料が使われていたり天然成分が抜かれていたりして加工・調整したものが大半です。市販の柔軟剤、キャンドルのほとんどがこれに当たります。工業製品なんですね。
一方、1万円の精油は100%天然の商品です。
本当に心身の事を考えるのであれば、少々高くても100%天然の精油を使った方が良いというのが、治療家としての私の見解です。
なお、私が使用している製品はこちら
ドテラの精油です。ドテラと言えば、MLM(ネットワークビジネス)で有名で巷では(売り方が良くないと)悪評もありますが、商品は非常に良いです。
決して安い値段ではないかもしれませんが、私は非常に気に入って使用しています。なお、上記リンクから購入頂いても、私の元には1円も入りません。。。
精油選びのポイント
前項で100%天然の精油が良いという事をお伝えしましたが、他にも見るべきポイントがあります。
①100%天然の純粋精油であること
②瓶に学名、原産国、抽出部位、ロット番号が明記されている
③成分分析表がある
上記の内容は基本的に外箱に記載していますが、メーカーによっては成分分析表を紙で同梱していたりと様々です。
私の使っている精油は瓶底に記載しているロット番号を入力するとパソコン、スマホで閲覧できるようになっています。
精油を使うときの注意点
精油の選び方が分かったら次は「使用上の注意点」です
目には使用しない!
当たり前でしょ‼と思うかもしれませんが眠気解消に「ペパーミント」をこめかみ、頬に大量に塗ると目が開かなくなるほど涙が出ます。実体験としては5滴以上塗布したら危険です
一回の塗布量には十分注意しましょう!眼科に直行!なんて笑えない冗談です
直射日光を避ける
シミ、そばかすの原因になるので柑橘系の精油を使ったら12時間は直射日光は避けた方が無難です。グレープフルーツ、レモン、オレンジ
アレルギーが無いか確認
パッチテストはしましょう。これも実体験(失敗談)ですが入浴剤代わりに「レモングラス」を3滴くらい入れました(疲労回復)。敏感肌の家族に痒み、発赤が出ました。シャワーで洗い流して事なきを得ましたが浴槽には1滴で充分です。アレルギーショックで救急車!なんて笑えません
プラスティック製品は精油に弱い
精油をしみこませたティッシュをプラスティック製品の上に置きっぱなしにしない
よく言われるのが「レモン」。タブレットの画面をきれいにしたいときに効果抜群!ホントにきれいになります。が、油脂を溶かす成分があるのでマウスパットの上に放置すると解けます(是非レモンを発泡スチロールに垂らすと1分もしないうちに解けていくのでお試しあれ??)
妊婦の方は医者に相談
妊婦は注意が必要です。特に妊娠後期。ホルモン類似物質を含む精油もあるので医師に相談しましょう。(バジル、ローズマリー、タイム、カシアなど)精油に限ったことではありませんがハーブ、サプリメントを服用している方は案外多い。良かれと思ったものが逆効果ということは良くあります。
分からない場合はとにかく医者に相談
鎮痛、抗菌、血管拡張、解熱等に使われる精油はあります。が、自己判断はやめましょう。効果があるかもしれませんが診断が出来るのは唯一「医師だけ」です。
アロマは人生に彩りを与えてくれます
なんか、面倒くさいから使う気なくなったわ~と思ったあなた。精油はあなたの不摂生を帳消しにしてくれるわけではありません。
それは薬も治療も同じですよね。体調不良改善の基本は「食・動・休」のリズムを整えること。そのうえで継続利用して振り返ってみる「あ、いいかも!」と実感できるんです。
私のアロマ活用法
最後に、私が精油をどのように活用しているかをお伝えします。
使用する精油は、主にフランキンセンス、ラベンダー、マンダリンの3つです。
・フランキンセンス
古代エジプトでは肌を若返らせる化粧品として使われていました
・ラベンダー
万能オイルです!緊張、不安、脱毛、寝れないなどなど。困ったときの一本
・マンダリン
はじめて精油を使う人にもオススメ。柑橘系ですが光毒性も少ないです。
この3つを様々な方法で使用しています。
お風呂に入れる
精油に効果を最も高める方法は皮膚から吸収させる方法が最も効率が良いでしょう。
バスタブに精油を1,2滴たらして入浴するアロマバスはおススメです!お風呂に入れると熱で揮発し皮膚から吸収+鼻(嗅覚)からも吸収されるからです。
顔に湿布
キャリアオイル(植物油)で希釈して髭剃り後に顔に塗布してマッサージします。
キャリアオイルを使っマッサージの最大のメリットは、アロマオイルの成分を直接皮膚から吸収できることです。体内に取り込みたい場合には、芳香浴より少ない量で確実に取り込むことが可能です。
手に取って香りを楽しむ
午後の眠気冷ましにペパーミントを一滴手に取って深呼吸!香りは0.6秒で大脳に届き20分で全身を巡ると言われています。お手軽ですね!
ディフューザーで空気中に散布する
一週間の仕事が終わった土曜日の夜にディフューザーって決めてます。
なお、私はあまり使っていませんが、眠りを誘う精油としてラベンダー、ゼラニウム、グレープフルーツ、ローズマリー、レモンなどがおススメです。
まとめ
私が使用しているのは、ドテラの精油ですがとても体に合っていると思います。
ストレスの軽減や、睡眠の質向上に寄与しているように感じられます。
最後に、アロマセラピーは心身に作用することから精神科、心療内科、老人福祉施設、ホスピスでも使われるようになりました。ストレスの影響は自律神経系に現れ、自律神経系は免疫系内分泌系と密接な関係があります。
それでは、素敵なアロマ生活を!
Roots Lab.では定期的にイベントを開催しています。興味のあるテーマがあればぜひご参加ください!