こんにちは!Roots Lab.健康部のharukiです!
三連休初日、関東を直撃した台風19号。
記録的な豪雨、土砂災害、次々と避難勧告が出され各地に甚大な被害をもたらしました。被害にあわれた方に心よりお見舞い申し上げるとともに、一日でも早い復旧を願うばかりです。
また、台風の影響を受け、なんだか体調がすぐれない方もいらっしゃるのではないでしょうか?
今回は、台風が及ぼす不調についてお話していきます。記事の内容を一つでも日々の健康管理にお役立ていただけたら幸いです。

気象病とは
皆さんの周りにも「今日は頭が痛いから雨が降るかも。」と、体調不良により天気を言い当ててしまう人はいませんか?
このように気圧の変化によって引き起こされる体調不良を「気象病(きしょうびょう)」と呼び、頭痛や肩こり、めまい、耳鳴り、吐き気、関節痛、古傷がズキズキと痛む、鬱症状など様々な症状を引き起こします。
台風は急激な気圧の変化が起こるため、身体への負担も大きく、症状が強く出る方もいらっしゃいます。気象病で悩む方は多く、今では「天気通外来」も開設されています。

気象病により不調が起こる理由
不調の原因は、主に自律神経がアンバランスになることです。
通常、低気圧の日は副交感神経が優位になります。副交感神経が優位になると「やる気が出ない」「眠くなる」など「リラックスモード」の症状が出てきます。
にも関わらず、急激な気圧の低下が起こると身体が「ストレス」と認知し、交感神経が刺激されてしまいます!交感神経が優位になることで血管収縮、酸素不足が起こり、疼痛物質の蓄積が痛みを招きます。
同時に活動しないはずの交感神経、副交感神経が両方刺激されてしまい、神経がアンバランスになってしまう…。もしくは、どちらか一方の神経が過剰に刺激されることで神経のアンバランスを招いてしまうのです。

気象病に悩む方は乗り物酔いにも注意
気圧の変化は「内耳」が情報をキャッチして脳に伝えます。また、乗り物酔いしやすい方は「内耳」が揺れに敏感です。
これらの共通点から、気象病になりやすい人、乗り物酔いしやすい人は重なりやすいと言われています。
気象病の症状を起こしやすい方は耳の血流が悪い傾向にあると言われているので、耳の血流改善が気象病の予防にも役立ちます。詳しくは下記の対策を見ていきましょう!

体調不良の対策
気象病(低気圧)での体調不良は、まず第一に血液中の酸素濃度を上げることが大切です。
避難勧告が出された10月12日のニュースでもアナウンサーが「身体が緊張します。ストレッチをしたり脱力することも大切です。」と、お話していました。
血流が悪くなっているので、血液にたくさん酸素を送り込むことが大切なのです。手っ取り早くご自身でできるケアといえばストレッチや軽めの運動、入浴などでしょう。無理のない程度に身体を温め、ほぐしてあげてください。
また、耳周りの血流が悪いと内耳のリンパ液も一緒に滞り、気象病(頭痛やめまい、吐き気)などの症状を引き起こすと考えられていますので、痛気持ちいい圧加減で耳をマッサージしたり、上下左右に引っ張り血流を促進してあげるなど対策すると効果的です。

最後に
いかがでしたか?低気圧、気象病が及ぼす体調不良の原因や対策でした。
自律神経の乱れは気象病にとどまらず様々な不調を招きます。日頃から自律神経を整える生活を心がけましょう!食生活やの見直し、適度な運動を取り入れるなど工夫してみるのもいいかもしれません。
神経バランス、心身のバランスが整い、日常がより良いものになることを願っております。

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