こんにちは!
Roots Lab.健康部のharukiです!
いよいよ2019年も締めくくりですね。
何かと忙しい12月!
出来れば体調万全に年越しを迎えたいところです!
そこで、今回は東洋医学の視点を交えながら「冬の養生」についてお伝えしていきます!
12月の養生に、是非お役立て下さい。
冬は生命力を蓄える季節
冬になると、寒さから身を守るため、身体は内にエネルギーを溜め込もうと働きます。
夏と同じようにアクティブに活動すると溜めておくべきエネルギーが発散されてしまい、厳しい寒さに熱を奪われて消耗してしまうので注意が必要です。
暦の上で、冬は立冬から立春(11月上旬~2月上旬まで)の、約3ヶ月。
この季節は、忘年会シーズンで人と会う機会が増えたり、年末年始のイベントがあったりと慌ただしい時期ではありますが、無駄な消費をすると体調不良を招きます。
早寝遅起き
動物で言えば冬は冬眠する季節ですね。人間の場合、冬眠するわけにはいきませんが、
一日の中で「冬」にあたる夜にしっかりと睡眠をとることが大切です。睡眠時間は人によって異なりますが、ここで重要視したいのは「お日様とともに生活をする。」と、言う点です。
お日様が早く昇り、ゆっくり沈む夏には早く目を覚まして、やや遅く眠る。
お日様がゆっくり昇り、早く沈む冬にはゆっくり起きて、早く寝る。
このように、お日様に合わせて生活することが身体には良いとされています。
首周りを温めよう
首周りには「風池(ふうち)」「風門」など「風」の付くツボがたくさん存在しています。
東洋医学では、この「風門」から風邪が侵入すると考えられていますので、首周りを冷やさず温めることを推奨しています。
日向ぼっこする際も、首周りはしっかりとスカーフやマフラーで防寒しましょう。
冬は「腎」を傷めやすい
疲労と冷え対策を
東洋医学の視点から見ていると冬は「腎」を傷めやすい季節です。
「疲労」と「冷え」は「腎」を弱らせる一番の原因になるので、一日の疲れを引きずらないよう良質な睡眠を取ることが大切です。
また、「冷え」の中でも特に「下半身の冷え」は「腎」に大きな負担をかけます。
冷え性の方は特に要注意!防寒グッズの使用など出来るところから冷え対策を始めましょう。入浴は疲労回復、冷え対策にもってこいです。
腎は水の主原なり
水分代謝を統括しているのは「腎」です。「腎」が持つ作用が正常に働くことにより、全身の水分代謝がスムーズに機能しています。
この作用に不調をきたすと、耳のトラブルや寝つきが悪い、むくみや乾燥、トイレが近い、または尿が出づらいなど水分バランスの崩れが生じます。
冬の薬膳
黒い食材
黒い食材は、「腎」を補って元気にしてくれる働きがあります。
また、黒い色は、アントシアニン、ルチンなどポリフェノールを多く含んでおり、体温を上げる働きや、増血作用も知られています。
黒ゴマ、黒豆、黒米、黒きくらげ、こんぶ、しいたけ など
根菜類
寒い地方で獲れて地下で育つ野菜、水分量が少なく硬い野菜には身体を温めてくれるはたらきがあります。
これは、寒さから身を守るために水分を減らして糖度を高くすることで凍りにくくしているためです。
冬を元気に超えるための栄養素が含まれている他、食物繊維が豊富なことも嬉しい点ですね。
人参、大根、いもなどの根菜類、ネギ、ニラ、かぼちゃ など
適度な香辛料
少量の辛みは身体を温め、血の巡りを良くしてくれる働きがあります。
しかし、汗を大量にかくと辛みの強いものは身体の熱を奪い、逆に冷やしてしまうので要注意!適度に摂取してください。
最後に
冬は何かと慌ただしく多忙な時期。ですが、身体は寒さから身を守り、エネルギーを蓄えるため消耗を避ける時期でもあります。
体調を崩さず、良い状態で今年を締めくくれますように。くれぐれも詰め込みすぎず、無理をしすぎずお過ごしくださいね。
今回の記事が、日々の生活にお役立ていただけましたら幸いです。
Roots Lab.では定期的にイベントを開催しています。興味のあるテーマがあればぜひご参加ください!